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11/27/2003 Thanksgiving Day

「誕生日」

今年の感謝祭は27日ということで私の誕生日と重なりました。25歳になります。18くらいの頃は「25なんておばさん」と思っていたのにいざこの歳になってみて自分がまだまだアダルトではないことに気づく。微妙です。私は自分より大分年上の人からいろいろな話を聞くことが好きです。NYの人々は皆波乱万丈でドラマティックな人生を送っています。彼等は「生きる事典」ですね。昔は自分勝手で誰の言葉にも聞く耳ももたなかったのに今では楽しんでいる自分がいる。少しは成長してるのかも。






「音楽雑誌出版プロジェクト」

知人が音楽雑誌を創刊するということでヘルプを頼まれました。評論誌です。シューマンが執筆していたようなスピリチュアルなものを目指しているようで、内容は主にピアニストについて、ということです。最初の打ち合わせが先週末にうちのアパートであり、メンバーの顔合わせとディナー、それから軽く全員がピアノを弾くようなことをしました。以前マネスのジャズ科だったニュースクール・ジャズはアメリカではトップ3と言われているジャズの学校ですが(あとの2校はバークレー音楽院とマンハッタン音楽院)、そこからピアニストの先生がいらしていろいろと弾いてくださいました。あとの2人も40代のイスラエル人です。

私はなぜか個人的にイスラエル人に親近感をもっています。親近感というよりも「尊敬」しています。自分より若くても精神年齢が高くしっかりした人が多いという印象を受けます。同時に自分が無知なことを改めて知りがっくりきますが(笑)。彼等の国では徴兵制度があり、その期間も成績によって決まります。人によって2年だとか3年だとか言うことが違うので詳しいことは私もよくわかりませんが、とにかく20歳前後の大事な時期にアーミーに行かなければならないという制度のために夢を諦めざるを得ない人々がいるわけです。そういう制度を乗り越えてきている人たちは本当に優秀な人たちというわけです。そういう周りの人々を常に見るようにして平和ボケしていた自分に渇をいれていかないと。今日から20代後半戦スタートなので。



11/22/2003

「生きるヒント」

最近読み終えた五木寛之の本のタイトルです。帰国した友人から随分昔譲ってもらったものですが人生論を読むことがあまりないので最近まで手をつけず本棚に置いてありました。ところが読んでみたらかなり面白かった。あとがきにも「これは人生論でも思想でもない、生きる為のヒント」とありました。本当に読みやすい。サブタイトルは「自分の人生を愛するための12章」。ここ最近人生の究極の選択をしなければならないことがあってちょっと悩んでいましたが、少し答えが見えてきた気がします。読む本の影響って大きいものです。


「マイケル・ジャクソン逮捕」

数日前逮捕状が出たな、と思ったら割とすぐに逮捕に至りました、マイケル・ジャクソン。私自身は「幼児虐待」は嘘だと思っていますが、それでもやっぱり他人の子供に「クッキーとミルクをあげて本を読んで聞かせて寝かせているだけ」という彼自身の証言から彼が普通でないことがわかる。普通よく知らない人の子供と添い寝しませんからね。どうなんでしょう。やっぱり彼のお金を狙っている人々の罠なんでしょうか。



11/17/2003 「このごろ」

多忙な一週間が終わりました。その中で週末に本番が2つありました。初めての人前に出る重大なショーの仕事で気合を入れて準備する必要がありました。そのうちひとつはコンテンポラリーで、2週間も前からかかりきりで練習していましたが、手違いで他のメンバーに連絡がいってなかったり等、まあよくあるアクシデントもあったりでリハーサルが充分にできなかったりして精神的にも疲れました。とにかく無事終わりました。

来年夏にヴィザがきれることもあって将来どこに行くか、と散々悩んだ時期がありました。夏に帰国していた頃はいろいろあってNYに戻ってくるのをキャンセルしようかどうか、というところまで悩みました。実家に戻れば家賃や生活費の心配をせず適当に生徒をとっているだけで生きていけるわけですよね。確かにこれまで親の甘い汁を吸って生きてきたので、いま自活することの大変さをつくづく感じています。キャリアアップするために初めは仕事を選べない。それでも実家に戻って家族と暮らすことは独立とは言えないから続けたくない。ストレスの多い場所だけどNYにきて色々な人を見てきてエネルギーをもらい刺激を受けた。毎日同じ練習漬けのありきたり生活をしていくことだけはもうしたくない。・・ワガママです。なんだか何にもしたくないやる気のない人のよう。それでも最近段々考えがまとまってきたかもしれない。支えてくれる人にも恵まれて幸せです。ここにいると寿命が縮まるような気がするけど、今ではたとえ人生が短くても中身が濃ければいいかなと思っています。



ロイヤルトンホテルのラウンジ
デザイナーはあの Philippe Starck




11/13/2003  「保険」

医療費に泣いています。異常なほど高いのに噂ほど医療技術が進んでいるわけでもない。夏に高熱が下がらず数日入院していたことがありましたが、初めに運ばれた緊急病棟で誤診(というか良くない薬を薦められた)、その後悪化してまた別の病院に運ばれました。怖いです。それ以来からだのチェックはマメにする癖がつきました。アメリカでは国民健康保険たるものがなく、保険は民間の会社によって販売されています。加入が義務付けられてもいません。そのわけか保険会社は数知れず存在し、オプションによって条件が全然違ってきます。学生の頃は学校を通して加入する学生保険に入っていましたが、条件が悪くメジャーな薬もカバーされず処方してもらえないことがありました。今はなんと学生保険がきれてから保険無しの生活をしています。ドクターによってカバーする保険の種類が違ってきて混乱します。会社に属していない私には保険選びは本当に頭の痛い問題です。



11/11/2003  「ヤオハン」

NY周辺最大の日本のスーパーマーケット「ミツワ」。昔「ヤオハン」と呼ばれていたやつです。刺身も空輸していて買えないものはほぼありません。更にNJ州にあるので税金もNYと比べるとかなり低い。週末は日本のデパート並に日本人がいて驚きます。お気に入りはたまに開催される地方銘菓祭。モロゾフのチーズケーキから信玄餅、もみじ饅頭から八橋まで手に入ること(ちなみにマンハッタン内の某日本食店では先週「白い恋人」も買えたらしい!)。とにかく、そんなミツワに月2回のペースで買出しに行っています。というのは家から車で10分程で行けるし、食堂(?)が意外と安くて美味しい。最近だんだん閉店セール間際に行くテクニックも身につき、何時に何が安くなる・・等等スケジュールまでも把握。意外に生活感のある人間に成長してきました。マンハッタン120丁目あたりのハドソン川を挟んで向かいのNJ側にあるのでボートがあったら最高ですが。誰か、ボートを持っている方、連絡ください。


ニュージャージー州とマンハッタンを繋ぐGWブリッジ。
交通量世界一の橋。




11/5/2003  「仕事?」

NYに来てから、人柄が大きく変わりました。度胸がつき、けっこう色々なことに興味をもって挑戦するようになりました。良くも悪くも「私は演奏家。」というプライドがない。趣味も絵を描いたり習字だとか文化的なことが多い。ミュージカル鑑賞も好きなのでその関係の仕事もやりましたが、やはりオーディションの伴奏より緊張感のある本番を体験してみたいというのが本音。作品によって色々ありますが、たまにアジア系でピアノも弾けるアクトレス募集、というものも見つけたりしますが役者はさすがに無理でしょう(笑)。

変わりネタとしてはモデル経験もあります。不精して手入れをしていないだけの漆黒のロングヘアーがここでは重宝される・・変な話。最近あったのはスタイリストをやって、という話。面白そうだけど問題はボランティアだという点。打ち合わせから洋服集めと、とんだ時間の消費(買った服は使用後返品するのがこっちのスタイリストのやりかたらしく、日本のように資金は不要)。そんなわけでこの話は保留中。2週間後には楽譜もまだ手に入っていないコンテンポラリーを演奏する、いわゆる本業を控えてます。自分のスケジュールを自分で調整するフリーランスは大変。駆け出しで能力の限界をまだ知らないので何でもやってみたい病が裏目にでてしまった時が怖いですから。

仕事と言えば、ルームメイトのジャコモが最近METオケに乗りました。フランスのアレビーという作曲家のオペラ「ユダヤの女」です。写真がウェブサイトに掲載されています。彼を知っている人はこの中から探してください。ヒントは9ページ目・右上です。  



11/4/2003  「βブロッカー」

高血圧の人向けの心拍数を下げる薬、血圧降下剤の名称です。他にもいろいろな種類があります。舞台で演奏する際、緊張のあまりガタガタになりうまく弾けない、という経験をする人が殆どだと思います。演奏家だけでなく大勢の人前に出る機会のある職業の人はけっこうこの薬を服用しているのを知っていますか?ドーピングみたいですし何となく避けていましたが、それと同時にあがり症でしたからやっぱり興味もありました。そうしたら、留学したての頃友人が早速学校でそんな話をしているではないですか。聞けばプロの演奏家、仕事で大事なプレゼンのある方や、なんと医師まで服用していることが発覚。その後学校のヘルスサービスに予約を入れて医師に相談したところ、

「あら、どれだけ必要なの?昨日もあなたの学校から1人来たわよ」

と言われてしまいました。
そんなこんなで簡単に処方箋を入手、薬局に向かったら30錠約10ドル!また唖然。安すぎる・・・そりゃ有名なはずだ。そして試した直後のコンサートは大成功、落ち着いて練習時と同じように演奏できました。ちなみにこの薬、演奏中手が冷たくならない、震えがおさまる、というだけで精神的な不安には効きません。練習不足の為に緊張している場合は問題外。悪しからず。


                                               2003年10月